はじめに

より良い仕事、より良い職場環境は、ある日突然あらわれるわけではありません。
河辺商会は、「小さな改善を積み重ねる」ことによって、日々「昨日よりも良い職場」を目指す会社です。

ある作業にかかる動作や時間について、1歩=1円、1秒=1円と換算し、年間でどれだけの節約を行えるかというトライアルを実施しています。
この企画では、社内メンバーに地道な努力とその成果について、ご紹介していきます。

 

本日のお題

 

自社商品の後処理工程について、出来栄えの安定化と作業効率UPができないか。

 

 

CHOPLATEに関して、外周PL部分にバリが立つため、後加工が必須。
EPを加工した物に指を添えて外周を押えていくという作業を進めていたが、指に負荷が掛かるためどうしても出来栄えにバラつきが生じて、品質を安定し難い。
また、特定の人間にしか出来ず、非効率的だった。

 

トライアル内容

ボール盤を用い自動バリ取り機を作成。

①電源を入れるとスピンドルが回転
②製品をセットする
③ドリルハンドルを下げ、製品の中央に吸盤を押し当てる(製品裏はゲート凹部にあわせ支えピンを立てて保持している)
④製品が回転し4本固定しているピンに当たりバリが削れる
⑤ハンドルを上げ、製品を取り出し箱に入れる
②~⑤を繰り返す

上記の作業へ改良出来たことにより、バリ取り後の品質が安定かつ、指への負担も削減でき、作業方法の改善、効率アップに繋がった。

 

上記の作業へ改良したことにより、バリ取りを誰でもできる、かつ誰がやっても同じように仕上がるようになった。また、指への負担も軽減した。
品質の安定と効率UPを両立することができた。

<実施年月>2021年8月

 

記録

1個あたり3秒の短縮
CHOPLATE年間生産数 合計20,000枚
1年あたり60,000秒の短縮

→1年で60,000円の節約

→¥60,000のコストカット

 

トータル実績

 

前回 -¥373,698

今回 -¥433,698(-¥60,000)